2007年4月11日水曜日

サンサーンス「白鳥」:個人的解釈

この有名な曲が含まれるサンサーンス「動物の謝肉祭」は友人のチェリストが主催する謝肉祭の最終日に開く音楽会のために作曲されたそうで、楽譜出版の営利目的ではなかったそうです。(参照:ヤマハ記事

原曲ではピアノ2台の伴奏で32分音符で駆け上がる装飾音型が印象的ですが、通常のvc&Pfのduo版ではさざ波の表現だけです。

この曲に関する私の(勝手な)解釈は次のとおり。
・小さな湖にポトンと小石が落ちて湖面に波紋が広がる。(Pf右手)
・一羽の雄の白鳥が優雅に泳いでいる。(Cello旋律 & Pf左手=足かき)
・気持ちよく大きく羽を広げる。(9小節)
・そこへつがいの雌白鳥が近づいてきてお互いに語り合う。(14-17小節)
・つがいで寄り添いながら仲良く湖面を泳いでいく。
・湖面に雨粒が落ちてくる。(Pf 26-27小節)

テンポ指示はAdagioとだけ書かれており、様々なテンポでの演奏がありますが私は四分音符=60位のイメージです。ゆっくりですがポジション移動がポイントで、いくら弾いても奥深さのある名曲です。
《YouTube動画》
湖面を泳ぐ白鳥  ・ハープ伴奏版

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