2009年12月31日木曜日

心の琴線に触れた一曲~Cavatina~






acoustic guitar の名曲として、まず頭に浮かぶのがこれ。
この曲が 映画「Deer Hunter」のエンドロールで流れる曲"Cavatina" であることを、NHK-FMのアコギ特集を聴いてやっとわかった。
ずっと曲名を探していたので、やっとスッキリした。

2009年12月30日水曜日

積み重ね

2000年から始めた 「マイブック」。 一日一頁の積み重ね。

かなりが白紙なのだけれども、メモ書き、レシート・チケット、写真、新聞切り抜き などに思い出が蘇る。

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2001.2.12 『速く走ることは詩の世界と似ている。』(モーリス・グリーン)

2001.4. 7 『民主、「脱ダム法案」 公共事業改革ですべてのダム事業を凍結し、、、』


Picture of the Board


会議をする場合にどんなテーブルを使うか、とても重要だ。

政治の場でも企業でも、日本人はもっと meeting skill を身につけないといけないような気がするのだけれど。


Morning Airing







2009年12月29日火曜日

一念発起


チェロを弾き始めて、早や40年。
Soloで弾くより、アンサンブルやオーケストラの中で弾くのが好きだ。
本当は、理想のメンバーと String Quartet を組みたいのだけれども。

これから先、一人、あるいは連れと音楽の真髄を楽しむには、やはりピアノしかない、、、、

と、ピアノの前に座ってみた。

J.S.BACHの平均律クラビーア曲集の第一番 は、こんなときにうってつけ。
両手で和音を奏でているのだけれども、同時に両手の指を動かすことはないので、素人pianistでも
『 なんか弾けた気がする~~! 』(あると思います。)

それで調子に乗って、大好きな 山崎まさよし『ツバメ』 のピアノパートを弾き始めたのだけれども、すぐに崩壊。 ピアノを独習したまさやんの才能に改めて感心した。

I won't give in.


WESTEND ESTATE


きっと?、今年最後に味わうワイン。

Westend Cool Climate Series (日本語説明は こちら

どちらも雑味がないクリアさが特徴。 This red wine has delicate flavor 。

  (1945年にイタリアから移住したfamilyが興した会社。)


2009年12月28日月曜日

陶芸家・櫻井靖子 の発想力に学ぶ



" いま日本のやきもの界で、静かな潮流としてあるのは、“用の美”の視点からやきものを作っていこうとする姿勢です。
ガラス越しに見る美術品ではなく、日常の食卓で使えるオリジナリティーあふれる器にスポットを当て、器作りにこだわる陶芸家とその器の味わいを余すところなく紹介します。
若手から中堅・大家まで、また前衛から伝統まで幅広い陶芸家を取り上げ、10分という短い時間で「器の用の美」に焦点を絞り、現代日本の器作家の動きをビビッドに紹介していきます。"



驚きの『穴が開いている器』  これを作る工程を番組で紹介していた。
粘土質の筒を注型で作り、これを積み重ねて一旦、蜂の巣状にした上で、ほとんど削り取ることで造形していく。この単純な作業から驚くほどの自由な発想を得ている。
人目を引くような仕事であっても、地道な作業の積み重ねであることを教えてくれた。

コツコツ の大切さ


Yellow Label : Deutsche Grammophon


年末大掃除でレコードを片づけていたら、ドイツグラモフォン盤のジャケット写真に思い出のものが多く、すべてを取り出して並べてみた。

『黄色いタイトルの下に録音された音楽を象徴する写真』 という基本デザインで何十年と継続されたこと自体が素晴らしい。

CDやDVDサイズになった今のジャケット写真は、レコードほどインパクトがないし、さらにはiTunes Storeなどで 「ネットでポチ」 では、写真の魅力がすっかり失われてしまった。

演奏風景写真 って、ひとつの芸術作品だと思うのだけれど。
 

A Votre Sante ENDO


  

年末のGINZAに出かけて、駐車場探してウロウロ。 
諦めかけていたときに歌舞伎座近くのビルにひっそり隠れるようにある立体駐車場の小さな看板を見つけてイン。 

¥210/30分は、このあたりなら高くはない。係員の方々の応対もとても丁寧。
レシートをみたら ㈱歌舞伎座 とあるので、常連さんが使う隠れスポットだったのかも。

時間も午後2時を過ぎて、連れ達がお腹がすいたというので、これまた突然目に留ったレストランMENUにピンときて飛び込んだのが  ⇒ A Votre Sante  Endo



A Votre Sante !!  「健康を祝して乾杯」(フランス語) という店名どおり、フレンチなのだけれども北アフリカ地方の郷土料理もあったりして、シェフの工夫が感じられるバラエティ豊かなメニュー。
Soft Drinkもフルーツ系、ハーブ系など多種多彩。 WedgeWoodのカップがいい。


ちょうど店内にチェロの音色が流れていた。その響きがよく似合う woodyな空間がグー。

サンドクーヘン


これが好きだと言うと笑われるのだけれども。白いバタークリームの甘さに小さな幸せを感じる。Baumkuchenとともに my favorite  なドイツ菓子。

写真のケーキは 西宮市甲陽園にある名店 patisserie TSUMAGARI   



深紅の


私の頭の中ではバラ色のイメージの深紅のカーネーション。


2009年12月24日木曜日

国民の祝日

昨日は今年15回目、年内最後の祝日だった。


「天皇の76回目のお誕生日を祝う日」
ということは頭の片隅にしまっておいて、家族でクリスマスムードを楽しんだ。

いまさらなのだけれども、「祝日」のおさらい。



第一条
「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。」

第二条
元日(1月1日) : 年のはじめを祝う。
成人の日 (1月の第2月曜日) : おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
建国記念の日 (政令で定める日) : 建国をしのび、国を愛する心を養う。
春分の日 (春分日) : 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
昭和の日 (4月29日) : 激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
憲法記念日(5月3日) : 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
みどりの日(5月4日) : 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
こどもの日(5月5日) : こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
海の日(7月の第3月曜日) : 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
敬老の日 (9月の第3月曜日) : 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
秋分の日 (秋分日) : 祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。
体育の日 (10月の第2月曜日) : スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
文化の日 (11月3日) : 自由と平和を愛し、文化をすすめる。
勤労感謝の日 (11月23日) : 勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
天皇誕生日(12月23日) : 天皇の誕生日を祝う。

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成人の日 ・・・ 青年を祝いはげます
子供の日 ・・・ 母に感謝する
勤労感謝の日 ・・・ 国民たがいに感謝しあう

なるほど。


2009年12月22日火曜日

~ 響きあう ~



なんらかの関わりのある人々と

自然と

芸術作品と

宇宙の万物の些細なものと


心が響きあえることは素晴らしいこと



独り、宇宙空間のエーテルに身を包まれた状態で果たして人間は生きる意欲を持ち続けられるだろうか。


最近、通勤電車の突然の立ち往生や振り替え輸送になることが、目に見えて増えている。
孤独感、疎外感は人を不安にさせる。



《生きることの意味は、響きあうこと》



宇宙の創造主と響き合えたら、どんなに素晴らしいだろう。
ステージで演奏していて、創造主の存在を感じるような感動をしたことがある。
でも、響き合えるようになるには、まだまだ、、、


I LOVE HARMONY



2009年12月16日水曜日

2009年12月13日日曜日

ビビンバ内閣

 
日曜日の朝6時から布団の中で観るテレビ番組 ~TBS 「時事放談」~ 

~ワイドショー政治を叱る~
そろそろ本当の話をいたしませうか

NHKのように堅くなく、お笑い芸人を交えた冗談半分トークでもなくて、私にとっては”ちょうどいい感じ”の政治討論番組。

今朝の第281回放送は財務大臣・藤井裕久氏と元財務大臣・塩川正十郎氏に司会の御厨(みくにや)貴氏による鼎談だった。 
長老のお二人に共通して感じるのは”やわらかな心の中に潜む信念の強さ”。 


亀井静香大臣と菅副総理とのバトル、3党連立内閣のあり方についての話になった際に、今の内閣を塩川氏が評した言葉が 「ビビンバのような内閣」

たしかに、亀井静香大臣&党首、福島みずほ大臣&党首との間だけでなく、民主党所属大臣の間でもちぐはぐ発言が目立つ。ビビンバ、、、なるほど。



ビビンバはテーブルに出てきたときの見た目はそこそこだけれど、食べるときにごちゃ混ぜにして、とても美しいとはいえない。でも食べれば美味しい組み合わせの妙がそこにある。




鳩山由起夫料理長の仕事は食材選びから、かき混ぜの技に変わってきている。
さて、どんなハーモニーある味わいになるか。楽しみではある。


12/16追記

○亀井氏、福島氏は党首と大臣のふたつの顔を持つが、党首の顔が勝ち過ぎで、内閣の一員としての和を築く姿勢にかけないか。菅副総理の怒りには同情する。OZAWAの動きも微妙。
○マニフェスト政治を掲げた民主党新政権は自民党政治との決別を鮮明にすべく、スタートダッシュであまりに難問に取り組み過ぎでは。もう少し小品を取り上げてアンサンブル力をつけてから、大曲に取り組むほうがいいHARMONYを響かせることができるのでは。マエストロHATOYAMAの指揮ぶりもまだ板についていないようだし。


2009年12月10日木曜日

応接間の思い出 ~二人のWilhelm~

昭和の時代のちょっとしたお宅には応接間があって、そこに家具調ステレオが鎮座していた。
さらに棚の中にウィスキーボトルがあったりすると、『大人の世界』を感じたものだ。
まだ10代のボクにちょって応接間は魅力的で、かつ知的刺激をうける空間だった。
残念ながらボクが住んでいた家にはそんな贅沢な部屋はなかったけれど、友達の家にはそれがあった。

Pf : Wilhelm Backhaus

小学校からの帰り道にTさんの家があった。何か用事があって、家に寄ったときに「そうだ、F君は音楽が好きなんでしょ。応接間にレコードがあるから好きなのをかけて聴いていけばいいよ。」

そこで取り出したのが Wilhelm Backhausが演奏する ⇒BeethovenのピアノソナタNo.14 「月光」 だった。



Cond. Wilhelm Furtwangler

S君の家の応接間には風格のあるステレオ装置が置かれていた。
「何をかけようか。  そうだな。フルトベングラーって知ってる? 凄いんだよ。じゃあボクが好きな曲を聴いてみて。」
と言ってかけてくれたのが、シューベルトの交響曲第九番「ザ・グレート」だった。

レコードに針を落としてしばらくして流れてきた音楽に面食らった。
音楽ってこんなにグロテスクでいいんだろうか?と感じつつも、その演奏に引きこまれていった。

こちらはsharp & sportyさが際立つ。schubertが現代に蘇ったら喜ぶだろうか?


(追記)
こうした過去の思い出を辿れるYouTubeの凄さ。膨大な動画・音声データをネット共有(アップも)できる仕組みの運営はいまだ赤字続きなんだとか。Google傘下に入ったおかげでかなり収支改善しているというが。著作権問題もGoogleが知恵を提供していい方向へ向かっているそう。


2009年12月9日水曜日

Wiener Philharmoniker 驚きの表現力

先週、NHK-FMでウィーンフィル特集が4夜放送された。
いずれも今年の公演録音で、指揮者は

♪ リッカルド・ムーティ
♪ マリス・ヤンソンス
♪ ウェザーメスト
♪ ズビン・メータ

通勤電車の騒音の中、携帯ラジオでその一部を聴いただけなのだけれど
オーケストラ全体に神経が張り巡らされているような表現力に改めて圧倒された。

弦楽器の各パートはまるで一人で弾いているかのような繊細なニュアンスが伝わってきて
ブラスセクションが鳴り響いても、弦楽セクションを覆い尽くさないで溶け合ったサウンドだ。

これをつよく感じたのは ムーティが指揮したメンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」。

久しぶりにこの曲本来の溌剌とした躍動感に満ち溢れた名演を聴いた。

YouTubeで Wiener Philharmonikerの名演を探してみよう。





2009年12月8日火曜日

Twitter 事始め


最近、ネットの話題でよく耳にするようになった ツイッター(twitter)。
「ウエブのリアルタイム化」
という言葉が気になって、この本を手にした。


内容はとても真面目に熱い思いをこめて書かれたものでこの類の本の中では質が高い。

さっそくログインIDを取得して 自分からツィート(書き込み)したり、検索閲覧してみたがどうもしっくりこない。

せっかく世界中を相手に「今」を共有できるのだから、English modeにして英語で書き込みしてみようと思う。

Sunrise, two days

Dec.7

Dec.8


2009年12月4日金曜日

通じ合えるもの

先日、チェロ12重奏アンサンブル ⇒Cellissimo Bravissimo! のミニ演奏会をしてきました。

会場は 心身障害者が共同生活で働き学んでいる施設 いんば学舎「草深」(そうふけ)

スタッフの方々の心こもった段取りのおかげで、木造の食堂スペースに大勢の立ち見も出て盛況でした。

映画「オペラ座の怪人」のメインテーマを演奏したときのこと。

それまでシーンとしていた客席から 「ウォーッ」 「イエー」 って障害者からの力強い奇声が。

それがまさに音楽の雰囲気にぴったりで、タイミングもバッチリ。

音楽には言葉より心に通じる力があることを実感した瞬間でした。