2008年5月27日火曜日

説明責任とステレオタイプ

今回はちょっとだけ硬派な話題を。

最近の政治状況を見ていて思うことですが

組織のトップに立つものはいろんな責任を負うわけですが、一国の長である首相に必要なのは国民にわかりやすく説明して理解を求める「説明責任」ではないかと。


私は福田首相の身のこなし方から滲み出るお人柄には多くを学ばせていただいていますが、エリートだけに一般大衆に分かりやすく説明する努力が足りないのではないでしょうか。

また官僚や他党の意見を聞いて丸く収まるように調整しようとするあまり、状況が硬直化してしまい、切羽詰まって最後には「自分の全責任で決断する!」という、ご本人にとっては望むところではない結果になってしまうことが少なくないような。

この点、元小泉首相の国民の感情に直接訴えかけるような劇場型パフォーマンスは素晴らしかったし、田中角栄氏の人心掌握術は超一流だったのでしょう。


「痛みに耐えてよく頑張った。感動した!」 

など、爽快なメッセージも多かった一方で「自民党をぶっ壊す!」とシュプレヒコールを挙げていた小泉さんの後に続く自民党総裁は、その尻ぬぐいでさぞかし大変ではないかと拝察します。ぶっ壊されたものを修復するのか、もっとぶっ壊すのか難しい局面が多いでしょうから。

日本国民の習性として 『寄らば大樹の陰』 というか、議論を戦わせることをよしとしないところがあって、世論がステレオタイプ=紋切り型になりやすい危険をはらんでいると思います。反対意見を表明した人を「抵抗勢力」と称してバッサリ切り捨てたやり方などもその意味で日本的だったのでは。

洞爺湖サミットを成功させて、世界に存在感を示せるJAPANの一員でありたいと願っています。





2008年5月26日月曜日

暗譜でアンサンブル

「花のコンサート」(in いんば学舎・草深)
played by Cellissimo Bravissimo!+印西ゆめ太鼓+Pf 楠本祥子

は努力を惜しまない出演者スタッフ関係者と100名を越す熱心な聴衆の方々との相乗効果でライブ感溢れる空間が生まれて、演奏の出来もいつも以上だったと好評をいただきました。
これに安堵することなく、さらなる「次」を目指してさっそく始動しています。


音楽するってことは『心』と『カラダ』と『あたま』のバランスがまずありきですが、『技術』を抜きにはできません。 個人の技量とともに重要であるアンサンブル力を高めるには何をすればいいか、仲間とアイデアを出し合っています。

そうした中で暗譜でアンサンブル練習することについて考えてみています。

暗譜というとカラヤンが目を瞑って指揮する姿が有名です。



何時間ものオペラでも暗譜してしまう暗記力とはどういう頭の構造になってるのか、まったくもって凄いです。 一方、オーケストラプレーヤーが暗譜で演奏しているのは見たことがありません。暗譜で演奏するプロカルテットはありますが。。。

またソロピアニストは暗譜で弾くことがあたりまえのように思っていましたが、先日、野平一郎氏がSchumann クライスレリアーナを譜面を見ながら演奏しているのをTVで観ました。



野平氏は作曲家でもあるので、正確を期すために譜面を見る主義なのでしょうか。 少なくとも練習不足なんかじゃないですよね(失礼)。

オルフェウス室内管弦楽団(Link) は指揮者なしで素晴らしいアンサンブル力を誇ることで有名ですが、暗譜で演奏するアンサンブルってあるのでしょうか?


2008年5月22日木曜日

ダックス椎間板ヘルニア~その後~

我が家のシニア犬11才が「椎間板ヘルニア」と診断されて、5日間のステロイドパルス療法と、その後のステロイド錠剤服薬という内科的治療をしていることを書きましたが、その後の経過です。

錠剤中のステロイド含有量は少ない(非科学的表現でスミマセン)そうですが、確かな効果が感じられます。ステロイドは抗炎症剤であって、ヘルニア症状の原因を直接取り除くわけではありませんが、自然治癒力を高めているということでしょうか。最近、人間でも初期のヘルニアなら安静にしていると自然治癒することがわかってきていると聞きます。

それで、我が家の愛犬ラブ君の近況ですが、庭の土の上では普通に歩けるようになりました。



どこを目指しているかと言うと、庭の隅にある倉庫です。


倉庫に向かって何をせがんでいるのかというと、今回のトラブルの原因にもなった「ボール遊び」のためのボールがあることを知っているからなんです。

室内犬(座敷犬という人も)として飼い始めたころ、どことなく元気がないので庭に出してボール遊びをしたら、もう大喜び。 サッカー犬のように走り回って、ボールを獲物のように体を擦り付けるので胸の毛が抜けておできが出来たほど。 ダックスフンドは猟犬の習性を持っているので活動的なのは本性です。

フローリングや畳は摩擦が少ないので後ろ足を滑らしているので、出来るだけフロアマットを敷きました。なお、ステロイド療法では水分補給量が多くなり、尿が増えます。それまで守れていたトイレを無視することも。 空腹感が増すので、背骨への負担を少なくするための減量作戦が思うように進みません。





「おい、ボクと一緒にダイエットしようよ!」

2008年5月14日水曜日

和のこころ

今年のGolden Weekは悪天候続きだったこともあり、house keeping に明け暮れました。
その成果のひとつが荷物部屋同然だった和室がそれなりに体裁を整えたことです。


いずれも貰い物なのでその価値はわかりませんが和のこころを醸し出してくれています。


Cellissimo Bravissimo! in いんば学舎(2)

久々にチェロ12重奏アンサンブルの演奏会をします。
♪    ♪    ♪    ♪    ♪

タイトルは季節にあわせて ♪ 花のコンサート ♪。

「花」や「さくら」を曲名にもつ 名曲の編曲モノのほかに、今回の目玉は和太鼓チームとジョイントで初演する八木節。 乞う、ご期待!です。

2008.5.25 Sun. 14:00~16:00


演奏会場は知的障害者施設にある木造スペースです。
いんば学舎サイトへ (北総線「印西牧の原駅下車」)

⇒チェリッシモ・ブラビッシモ!
こちらから チラシpdf が取り出せます。








♪    ♪    ♪

2008年5月10日土曜日

KOBE三宮周辺

所用があって、久しぶりに三宮界隈をぶらり歩きました。

風格たっぷりの大丸・神戸店
その昔は単発映画館だった頃の面影を残す朝日会館。
もともとは建築家・渡辺節により設計された「神戸証券取引所」だった。

藤原紀香+陣内智則夫妻が結婚式を挙げた「生田神社」の鳥居

街中は企業スポンサーや花好き有志のボランティアで花一杯

2008GW~立夏~

今年のゴールデン・ウィークは土・日(月)火(水)(木)(金)土・日・月・火 と変則で、しかも「休日は好天」との週間天気予報はまったく外れてしまい、外出された方々にとっては散々な年になりました。
外出予定のなかった我が家では整理に明け暮れ、 my room や庭の倉庫から古本・ガラクタ・造園用品などをきれいさっぱり捨ててずいぶんと身軽に。

今年の立夏は端午の節句5月5日でした。その振替休日となった5/6は久々に快晴になりました。その日の朝に撮った2枚です。


わかりにくいですが田植えの終わった水田風景

2008年5月4日日曜日

経過観察 ~老犬ペットと付き合う~

11才の愛犬ダックスフント(Dachshund)の後ろ足に異常が認められて突然腰抜け状態になり、行きつけの動物病院で診察を受けたのが4/29。


すぐにX線レントゲン写真を撮って「椎間板ヘルニア」と思われる背骨の異常を観察しましたが、明らかな異常箇所は認められず。

ヘルニアにより背骨に沿って延びている神経系統を損傷していると痛みを感じなくなることもあるそうですが痛み反応はあるとのこと。

ただ後ろ足が裏返ったまま戻らない症状が出ていました。


より詳しく検査するには大学病院でMRI, CTなどを受ける必要があり、そのまま外科手術という選択肢もあったのですが、幸い軽度であることからステロイドパルス療法という内科治療に望みを託すことにしました。


それから5日間連続のステロイド注射が昨日で終わりました。

劇的な改善は見られませんが、足元が滑らなければ多少ふらつきながらも四足歩行できるようになっています。

副作用としては、水分摂取量が多くなって尿が多くなったこと、ペットシーツを敷いているトイレコーナー以外でも用をたすこと、鼻息が少し荒い といったことが認められます。


今回のトラブルに至るまでの経緯ですが

1. 肛門線腫瘍(良性)で手術

2. 老後の病気にかかりにくくなるとのことで去勢手術

3. 猟犬としての気性の荒さがなくなってお利口さんになったが食事量が増えてメタボ体型に

4. 運動量を増やそうと庭でボール遊び




5. 体重オーバーで走り回ったために椎間板に金属疲労のような症状が出てきたためか、次のようなバタンキュー姿を見る頻度が多くなっていました。


思えば、この時点で診察を受けていればよかったのでしょうが、ダックスが腰を痛めやすい犬種であることは知っていても、初期症状を勉強していなかったので気づくのが少し遅れたことが悔やまれます。

庭で走り回るまで快復しなくとも、自分の思うように動き回れるように直って欲しいと願っています。