2007年8月28日火曜日

スポーツ刈り












稲刈りが終わり、緑の茎と茶色の稲穂で一面埋め尽くされていた田んぼがあっという間にスポーツ刈り状態に。黒い部分は焼いたあとです。田んぼの周りをウォーキングしていたら柿の木に実がなっているのを発見。すでに小さい実ながら色づいている早熟さんもいますがほとんどはまだこれから熟す時を待っているようです。
今年は8月に入ってからが異常な猛暑続きだったので「めっっちゃ暑い夏」という印象ですが8月初旬まで梅雨明けがずれ込んだこともあり、稲の生育に必要な気温の積算量としてはどうだったのでしょうか。我が家の近くの田んぼの稲穂は小粒な気がしましたがあんなものなのかなあ。食卓ではすでに今年の早稲を食しています。

2007年8月27日月曜日

謝謝!


26日に白井市文化会館大ホールで開催された中国人歌手とのジョイントコンサートにチェロ12重奏Cellissimo Bravissimo!の一員として出演してきました。
主催は ⇒朝日新聞の販売会社 で、地域情報紙である「ほおじろ」の十周年特別企画というものでした。
写真は中国人ソプラノ歌手崔 善子さんです。中国と韓国の音楽大学で声楽を学び、現在は中国西南民族大学芸術学院の教授。今回、日本で開催された音楽教育の学会に参加するために初来日。なぜ白井での演奏会出演になったかというと、今回の主催者である朝日新聞販売会社の広報誌の編集メンバーの中に中国出身で白井在住のリーさんがいて、崔とお知り合いの仲ということだったそうです。崔さんにとっては知人が一人しかいない日本に初来日して、しかもチェロ12重奏伴奏でアリアを歌うなんて生まれて初めてのことばかり。来日当初は「早く8/27日になってほしい。(26日本番)」と漏らしていたそうです。それが本番後の居酒屋での打ち上げでは大盛り上がりで韓国民謡2曲を熱唱していただきました。

前半は安倍美穂さんのピアノ伴奏によるソプラノ独唱。
ワインレッドの衣装の崔さんによるウィンナワルツも実に楽しげでしたが、やはりお得意の中国民謡はあの絶妙な節回しで妖艶なお色気も感じさせ、幸せな気持ちに充ち満ちたステージでした。伴奏者の安倍さんもそのスレンダーな体つきからは想像できない気持ちの力強さを感じる絶妙な伴奏でした。 ⇒安倍美穂さんのHP&Blog
後半はチェロ12重奏の単独演奏に加え、アリアのオーケストラ版をチェロ12重奏用に編曲した伴奏付きでソプラノのダイナミックな独唱。お互いに初めての経験で演奏側としては冷や冷やドキドキものでしたがお客様には楽しんでいただけたのでは。
途中にはフリーアナウンサー石亀裕子さんによるゲスト出演者との軽妙なインタービューで会場の一体感を盛り上げていただきました。
残暑厳しい中、予想を超える450名以上のお客様に来場いただき、客席のお客様の表情がともて柔らかで温かい雰囲気のコンサートでした。

2007年8月18日土曜日

容姿端麗?



これまで家の中で愛器のチェロはハードケースに大切にしまっていたのですが、これだとどうしても楽器ケースの10個のフックを外す面倒さもあってなかなか楽器に手が伸びません。チェロはよくリビングの置物として広告に使われたりしていて、あの1万円前後するチェロスタンドを買おうかどうしようか迷ってもいました。でも部屋のいいポジションに置いておくと掃除の邪魔になるし愛犬がはしゃいでトラブルにもなりそうなので思案していました。
それで部屋のコーナーに立てかけてみたらすっぽり収まったのでここのところ写真のような感じで置いています。これだとすぐに楽器に手が伸びて弾く回数が明らかに多くなりました。自分の愛器の姿をこうして正面から眺めることもなかなかないもので「なかなか容姿端麗じゃん」って独りご満悦だったりしています。
本当に楽器のことがわかっている人なら弾かなくても姿を見ただけで音色の善し悪しがわかるそうです。チェロにも黄金比率のようなものが存在していて直感的にわかるんでしょうね。
でもちょっと気掛かりなことが。最近、ここ千葉には地震が頻発しているので地震対策をどうするか。まあちょこちょこ地震があって歪みエネルギーを放出していれば大地震に至らないはずですが。
今日もこれからチェロ12重奏の練習に出かけます。初めて利用する文京区の滝野川会館は近くに平塚神社や旧・古河庭園がある落ち着いた風情のところで楽しみです。8/26午後、白井市文化会館で演奏会をするのでご興味のある方はぜひ聴いていただけたら嬉しいです。
⇒8/26チェリッシモ・ブラビッシモ!演奏会

稔りの秋近し~頭を垂れる稲穂かな~





今日は過ごしやすい朝だなあと思って気温計を見たらデジタル表示で30.1℃もあります。これで風が爽やかと感じるんだから今夏がいかに異常気象かがわかります。「うだるような暑さ」というこの“うだる”=「茹だる」はまさに「ゆで卵」状態で“湯で十分に熱せられる”という意味だそうです。8/16には観測史上最高の40.9℃になったところがありましたが、この温度ってボクなんかはお風呂でも熱すぎです。史上最高気温にまつわるトピックをひとつ。これまで1933.7.25に40.8℃が観測史上最高だったので日本かき氷協会がこの日を「かき氷の日」と定めています。なんとそれが今年0.1℃ではありますが更新されてしまった。来年からどうすりゃいいの?って大騒ぎになってるんだとか。来年のカレンダーはすでに印刷されてるし。
写真のとおり稲穂は順調に育って頭を垂らしています。台風4号による大雨と異常な高温という今夏の気象条件は稲作にとってどうだったんでしょうか。美味しいご飯が食べられるかどうかもありますが、飲兵衛の私にとっては来秋に飲み頃を迎える日本酒の出来が気になります。

2007年8月14日火曜日

KOBE VIEW



高校卒業後初めて(33年ぶり?)同窓会に出席してきました。半世紀を生きてきて区切りの思いもあって。
ここ千葉・市原からはアクアラインバスで羽田空港まで50分、神戸空港までのフライト55分、神戸空港から実家までは電車で30分。航空会社を選べばJRより格安でもあり帰省は気楽にできるようになりました。写真のような海側から六甲山を望むような景色は私が幼少の頃には頭の中で想像するしかなかったです。青春時代を共に過ごし、純真な夢を語り合った友とは33年ぶりに再会したとは思えないほどすぐに打ち解けました。意外だったのは大企業の中で順調に昇進している仲間が身近には見当たらなかったです。S30年に生まれた我々世代はこれから社会の中心になるべき世代ですが、時代の変化の中に置かれて荒波にもまれていることを痛感しています。

2007年8月9日木曜日

涙を誘う名演 vn庄司紗矢香



早朝6時からNHK HiVision放送でクラシック番組をやっていてことし5月に東京国際フォーラムを会場に開催された「ラ・フォル・ジュルネ」からいくつかのコンサートが紹介されました。今朝はvn庄司紗矢香によるチャイコフスキーのvnコンチェルト。彼女の演奏映像を見るのは二度目ですが今回のチャイコフスキーはレコーディング直後でもあり、一音一音に魂がこもったような白熱の演奏でした。音楽に没入する様はmuseに仕えし者のような様相で、また時に見せる微笑みには余裕を感じさせる若き大器ですね。最近はアジアの中で韓国や中国勢に押され気味な音楽界ですがこういう逸材が出てくるのはまだまだ日本人音楽家の層が厚いってことでしょうね。これまで日本人ヴァイオリニストでは吉田恭子を注目していたのですが新たな逸材と出会いました。TV番組「情熱大陸」でも取り上げられたのでファンが急増しているのでは。

Wikipedia情報
インタビューなど掲示板
「音楽は作曲家のものであり、その意思を尊重すると同時に、自分の演奏が聴く人の心に訴えるものであることが理想」
Beethoven協奏曲動画
Schumann Piano Quintettから

(9/18補筆)その後、CDショップで彼女の演奏を試聴したのですが、残念ながら心に響いてくるものがなかったです。演奏する姿から視覚的に訴えかけてくる真摯な姿勢とは別に、人の心を震わせる演奏というのは別次元の問題だということでしょうか。彼女自身は技術的な事よりも人にいかに訴えかけるかを考えて演奏しているとコメントしていましたが。演奏における技術と表現力のバランスは難しいものだと思います。

2007年8月7日火曜日

山梨チェロ合宿




花かげホールのステージを3日間借り切っての贅沢なチェロアンサンブル合宿でした。2日目には山梨市民会館での子供フェスティバルに特別出演して30分間、小さな子供達とPTAの方々にチェロ12重奏の生演奏を楽しんでいただきました。花かげホールでは練習するだけではなく、2人の聴衆を前に12チェロ版「鳥の歌」を演奏したり、solo演奏にチャレンジしたりと有意義な合宿でした。最終日に解散したあと、Yさんのマイカーで景勝地・昇仙峡に連れて行ってもらいました。

2007年8月2日木曜日

未来はきっと選べるけど明日はまだ選べないから

タイトルは山崎まさよしの「根無し草ラプソディー」からの一節です。
4/6にこのブログをopenし、5/7から丸の内ビジネスマンとして新生活を始めていました。夢のある未来を選んで手に入れた気持ちになっていましたが現実はそう甘くはなく、7月末に「明日はまだ選べない」という現実に直面することになりました。「夢」は自分で描けてそれに向かって進むことが出来ますが、「現実」は自分の力ではどうしようもない場合があります。夢は心に秘めながら、新たな現実を手に入れるべく挑戦を始めています。明日からは一足早い夏休みで、山梨まで音楽合宿に出かけてきます。