2007年9月27日木曜日

久々のクッキング~データベース考~


happy monday法のおかげで9月から10月にかけて3連休が続きますね。
「連休なんだし、たまには自ら進んで料理でもしたら。」という声に背中を押されて、久しぶりに腕をふるいました。
 (上)ポークチャップとキャベツたくさんの野菜スープ
 (下)鰆のソテーとコーンスープ

 レシピさえあれば何とかなるってことで検索に利用したのが ⇒COOKPAD(クックパッド)。
これは素人さん達が自慢のレシピを紹介して、それぞれにコメントを寄せ合うという一般参加型データベース。これまでレシピ検索にはガス会社や調味料会社のサイトに載っている「プロのレシピ」を利用していましたが、COOKPADのほうが圧倒的にレシピの種類が多くて、「冷蔵庫の中にあるものを使って何が作れるかな?」なんて時に、食材をインプットして検索ボタンを押すだけでずらっとレシピが並びます。作ってみた人の感想も載っていて、それを参考にレシピに独自に手を加えたりできるのが楽しいです。家庭料理集なので特殊で高価な調味料が使われていないのも魅力。

 こういう一般参加&構築型データベースとして超有名なのが ⇒Wikipedia ですね。これは連携したサーバーコンピューター300台が米国にあって、日本語版ウィキペディアもデータベース検索機能はここで運用されているそうです。スポンサーからの資金供与で運営されているというあたりはさすが米国の底力でしょうか。素人の書き込みだから由緒あるブリタニカ百科事典などに比べたら内容の信憑性はいかがなものかと思いきや、ある調査では本格百科事典と比べて内容の正確性にほとんど差は認められなかったという結果だったそうです。縦の組織化をしないで責任を持たない人々が集まった集団は「烏合の衆」になって統率が取れなくなるというのがこれまでの常でしたが、インターネットの世界では大勢が集まるほどに無責任な人への批判が強くなって良識派が優勢になるという状況が生まれています。ウィキペディア・ジャパンでは自ら立候補して公開の場で選任されたadminiatrator(たしか30人)が常に書き込みの監視をしているそうです。

 インターネット黎明期(と言っても10年ほど前ですが)の情報networkに関するセミナーに参加した際に「インターネットを一般開放してしまったらネットワークのパンクは目に見えているし、情報の質の低下が懸念される」という論調が優勢でしたが、それは杞憂であったようです。とは言ってももちろんwikipediaが万能ではなく、「情報検索の入り口に使うのは便利、しかしintelligenceにまで高められた情報を得るには商用データベースが必要」ということも事実でしょう。

 もうひとつ、一般参加型で規模が大きいのが化粧品の口コミサイトである ⇒@cosme(アットコスメ)。800万人が参加しているという世界的に見ても希有な存在だそうです。
今ではインターネットにさえつながれば世界のどこでも生活していける状況が生まれていますね。恐るべしinternet worldです。

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