2007年12月10日月曜日

愛せよモノを




私が所有している violoncello です。( ⇒チェロとは )

左側は日本人マイスターがクレモナで1976年に制作したもの。
右側はチェコ・ブルーノ地方で代々続く工房製(1931)です。

分かる人だとその姿を見ただけで楽器の善し悪し、音色のイメージが掴めるそうですが私はまだまだそんな域には達していません。
ストラディバリウス、グァルネリという超名器を弾かせてもらったことがありますが、そのときに感じたことは名器と言われるものほど、「弾いている人の音しか出ない」 ということでした。
つまり、誰でもストラディバリウスを弾けば美しい音色が出せるわけではなくて、自分で理想の音色をイメージして紡ぎ出していかねばならないということ。

どんな楽器であっても、まずは自分から愛して大切に扱ってあげることが一番でしょうか。

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