2010年2月2日火曜日

TEAMWORKのかたち

その昔、日本の製造業の国際競争力の源泉は「家族的経営」にあるとされていた。
ひとつの炬燵にみんなが集まり、一緒にミカンを食べて談笑しているかのような空気感、親密で速報性のあるコミュニケーション、苦楽の共有、年功序列の安定感と安心など、たしかにいい面はあったのだろう。

けれど、それも今は昔。すでに時代環境や個人の人生観のあり方が大きく変わっている。


オーケストラはさまざまな楽器と多様な人間の組み合わせから美しいハーモニーという成果を生み出すことで、企業活動のモデルとされたこともある。社内でCollaboration がうまく機能すれば、たしかに素晴らしい。

しかし,

製造業をはじめ、企業活動の現場は日々企業間競争で、ビジネス戦争とも言える厳しい世界だ。
そこでは、「美」を求めるオーケストラより、「勝敗」にこだわるスポーツの論理が近い。

スポーツにおけるチームワークもさまざまな形がある。
守備ポジション、打順が固定していて個人プレーが基本にある《野球》。
華やかな個人プレーに魅了されるがチームワークなくしてはゲームが成り立たない《サッカー》や《ラグビー》。
企業におけるチームワークはこの両者のいいとこ取りした形が求められるのではないだろうか。

守備位置、打順が固定された野球     全員一丸のラグビー


最近は、中でも「タックル」「スクラム」「パス」と土臭いイメージのある《ラグビー》から企業内チームワークのあり方を学ぶところが多いような気がしている。

「一人は皆の為に、皆は一人の為に (One For All,All for One) 」


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