2008年3月10日月曜日

青春の一ページ 『自由と規律』


バス停から校門までの登り坂。通称「地獄坂」
ここで息が切れるようだと定年が近い。。。

中世南欧の古城を模したロマネスク調建築の校舎。
さまざまな改築論議ののち、雰囲気は保ちつつ解体新築されました。

この正面玄関階段に座って写真クラブの友人に
撮ってもらった写真が卒業アルバムの一頁目です


正面玄関ホール内側から外を望む。

いくつかの校則がありましたが、イギリスのパブリックスクールの精神を著した『自由と規律』(池田潔著、岩波新書)を推薦図書として与えられたのは感謝しています。血気盛んな青春期に「自由だ~!」と叫ぶ一方で規律の大切さを何となくでも認識したことは、その後の私の趣味である楽器演奏にもいい影響を与えました。オーケストラや室内アンサンブルにおいて大切なことは規律(=楽譜、指揮者)を守りながらもいかに自分を自由に表現していくか、それが美しいHarmonyを響かせる上でもっとも大切。北朝鮮のマスゲームのような一糸乱れぬ団体演技よりも、たとえ不揃いなところがあっても一人ひとりの気持ちがこもった演奏にこそ人を感動させるものが生まれてくるということも何度も経験しています。

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