2008年7月6日日曜日

世界遺産と危機遺産

世界遺産(World Heritage)についていろいろ耳にすることは多いですが「危機遺産」という言葉を初めてNHK Hi-Vision放送で聞きました。
人間世界から隔離された自然の宝庫とされていたガラパゴス諸島の環境破壊の様子をレポートした番組。

《 世界遺産登録 → 観光誘致、密漁 → 環境破壊 》
        
ミニ恐竜の姿を持つイグアナが車道を渡り、産卵場所を探して彷徨い歩く姿や生活のために天然ナマコを捕獲する密漁船を追跡するパトロール船の映像など。

『元々世界遺産という枠組み自体が、水没の危機にさらされたエジプトアブ・シンベル神殿を救おうとする国際的な関心の高まりから生まれたものである。』

これが人間の営利活動に結びついたとたん、思わぬ方向に進んでしまうという悲しい現実。

危機にさらされている世界遺産(World Heritage in Danger)

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