この映画の上映は途中にintermission、10分の休憩をはさんで3時間半。
こんなに長い映画を観るのは、中学校時代にチャールストン・ヘストン主演の『ベンハー』を観て以来のこと。
実話をかなり忠実に描いているだけに関係者にとっては複雑な思いがあるだろう。
組合-会社-政府の間の思惑が交錯したやり取りだけに、微妙な問題を孕んでいる。
その描き方に対する批判の眼は持たないで映画作品として楽しんだ。
『それでは俺の男としての矜持が許さない。』(渡辺謙演じる主役の言葉)
目の前の苦難から逃げ出さすことでは問題は解決しないという強いメッセージ。
「矜持(きょうじ)」とはこういう時に使うんだ! と納得した映画だった。
(図星の意味をつい最近まで知らずにいた恥ずかしいオジサンより)
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