2007年7月25日水曜日

時は移ろい夏の気配



関西では梅雨明けしたそうですが関東では今週まだ曇り空の予報で梅雨明け宣言までもう少しのようです。最近の日本の気象条件は生きている人間がその変化を感じるくらいの凄い変化が生じてますね。気温35℃以上の酷暑日の増加、突然のスコールなど私が生まれた昭和30年代にはなかったことです。
早朝の田んぼの景色も変わってきました。稲はすっかり成長して ⇒稲の花 が見れるようになりました。この景色を見ながらのウォーキングが早朝の日課です。

2007年7月22日日曜日

しなやかさの奥にあるもの



今日は午前中に新橋で ⇒チェロ12重奏Cellissimo Bravissimo! の練習で充実した時間を過ごしたあと、丸ビル1F マルキューブ(アトリウム広場)で開催されたNew York Symphonic Ensemble の無料コンサートを聴きました。常任指揮者は高原守氏。
最初は3階テラスから俯瞰していたのですが、途中から演奏しているフロアへ降りました。立ち見でしたがそんなに混んでなくて演奏者まであと5mくらいのところまで近づけました。曲はメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」。至近距離でプロオーケストラの演奏を観れるなんてとても貴重な機会で弦楽器プレーヤーの演奏する様子をしげしげと観察していました。弓を持つ右手指に無駄な力みがなくて、手首のしなやかさがとても印象的でした。私なんか気持ちをこめようとするとついつい弓で弦を強く押しつけてしまいますが、そんなゴリッとした弾き方はまったくしていない。あくまで自然に弦を振動させることを最優先させているかのようでした。「エアーを弾く」という教えがあるのですが、まさにこれだ!って感じでした。あくまで美音ありきでそれから先に音楽解釈の問題があるんだということを再認識。しなやかさの奥に深いモノがあるんですね。芸術って。

2007年7月21日土曜日

演奏中の表情考

 メンバーの2人が友人である音大卒の主婦4人で結成している弦楽カルテットを聴きに行ってきました。主婦といっても人生半ばのベテラン主婦から20代後半の新米主婦までの混成チーム。客席からは「お母さ~ん!!」って黄色い声が。その声ににこやかに応じる若手主婦に対してベテラン主婦さんは能面づら。演奏中も口元が緩んでいる新米主婦に対して私が30年ぶりに再会したベテラン主婦は常にポーカーフェイス。客席から観て(聴いて)いて感じたのですが、演奏者の表情が和らいでいるとなんかそっちに気がいってしまって音楽そのものを聴こうとするこちらの気持ちが萎えてしまいます。
たとえばPfポルリーニしかり、Pf内田光子しかり、バイオリニストでも・・・演奏中にそんな恍惚な表情してもいいの?って感じですよね。少なくとも笑顔で演奏なんかしていない。vnクレメールはポカン口が特長ですがあれは力を抜くためにわざとやっているのかな。スポーツ選手でも「歯を食いしばって頑張れ!」っていうのは間違いであることが証明されてきてますね。
 先日、私の所属する市民オーケストラの定期演奏会があって、ある人から私の表情が硬かったと言われたのですが、自分で計算して笑わないようにしていたのと、オーケストラの演奏が満足いくものでなかったので笑顔になる気分ではありませんでした。最近、話題になっているのに「大人力」ってのがありますが「表情力」ってのも気になります。

最近のトピックス3題

episode1
平日はJR内房線姉ヶ崎から東京駅まで通っています。通常は比較的混み方が少ない京葉線を利用するのですが、ある日ダイヤが乱れて千葉から総武線快速に乗り換えました。4人がけ椅子席のある車両の中程に立って携帯電話に録音した音楽をイヤホンで聴きながら本を読んでいました。そうしたら携帯メールが届いたのでポケットから携帯電話を取り出してメール操作をしました。そのとき私の前に座って携帯を操作していた白髪交じりのオバサマが突然、私のほうに携帯を向けてカシャ! ??? 一瞬何が起こっているのかと思いました。そのオバサマは言葉を発することなくそのあと写真に何か簡単な名前をつけるような操作をしたあと、何事も無かったかのようにまた携帯メール操作を始めました。一体あれはなんだったんだろう?いま考えられるのは私が携帯をポケットから取り出した際にイヤホンコードが髪の毛に触れて一瞬嫌な思いをさせてしまったのかなということです。私は神戸生まれの関西人なのですが関西の車中と関東の車中の雰囲気が随分違うのを感じます。関東は他人の集団なのに対して関西では知人・友人の集団のような暖かで賑やかな車中です。

episode2
自分には「関西人」の血が流れているということをときどき感じます。ある関西芸能人(さんまだったかな?)が言っていたのですが、彼は他人と接する際に胸襟を開くというかこちらの心をオープンにするので相手にも同じようにオープンになってもらって心と心で手を握りたいという気持ちを持っていると。それがこちら関東(京都も?)ではお互いの間に一線を画するというかお互いに深入りしないことを美徳としているかのようです。このあたりの風土の違いを説明するのに、大阪は商売人だからおしゃべりで、関東は階級制度が明確な武家社会だっかから無駄口をたたくことがないということを読んだことがあります。やぱりそういうところってありますよね。私は長らく東レグループで働いていたのですが東レは関西人が多い会社です。なので私なんかはその中では大人しいほうだったのですが最近は関東人の多いグループに属することがあって何か誤解されてるなって感じることがあります。
「郷にいれば郷に従え」

episode3
お気に入りの仕立てシャツが宅配便で配達されてきました。夜8時頃だったでしょうか。配達のおじさんが
「お客さんすみません。この近くまで来てガス欠になってしまったんです。私JAFFにも入ってなくてすぐ近くにガソリンスタンドもなくて困ってます。少しでいいのでガソリンを分けていただけないでしょうか。」
「いいですよ。ちょっと待っててください。」って言って灯油ポンプを持ち出してきて愛車の燃料タンクキャップを開けたのですがポンプの筒が太すぎて入らず。「仕方ないですね。じゃあ私の車でガソリンスタンドへ行きましょう。」って助手席に乗せてあげました。その往復の時間にいろいろ宅配仕事の苦労話を聞きました。それはさておき、「ありがとうございました。助かりました。明晩お礼に伺いますので。」
そのオジサンは次の日、蟹缶セットを届けてくれたのでした。ちょっといい話。

2007年7月16日月曜日

my favorite 日本酒「黒牛」


私が愛飲している日本酒・黒牛(和歌山)の純米酒生酒原酒<無濾過>と純米吟醸酒です。
これまで近く(千葉)では買えるところがなくて大阪の酒屋の通信販売を利用していたのですが、嬉しいことに自宅から車で5分の距離にあるショップで扱っているのをキッチンドリンカー?の友人に教えてもらいました。両者の大きな違いは生酒原酒がアルコール18.1%に対して、純米吟醸は16.5%。生酒原酒の使用米が山田錦25%、五百万石75%なのに対して純米吟醸は山田錦のみ。精米歩合はいずれも50%、使用酵母はいずれも協会9号系です。生酒原酒のほうはかなり重たくてガツンとくる感じ、純米吟醸のほうはフルーティーな吟醸香があってサラッと飲みやすいって印象。料理の種類やその日の気分で飲み分けるのが密かな愉しみです。
通販サイト<佐野屋>  
「黒牛」について
和歌山名手酒造店
市原・新風堂

2007年7月15日日曜日

台風4号接近中


今日(7/15)台風4号が沖縄から本州太平洋沿岸を沿ってこちら関東にじわじわ近づいてきています。すでに2人が死亡、2人が行方不明、報告されているけが人が75人・・・とニュースで伝えています。
14時から市原フィルの本番なのですが一番荒れそうな時間帯です。どうなるやら。

写真は一週間前の私の散歩道の様子です。稲の高さも50cmを超えて一面ふかふか絨毯のようになってきています。あの上に寝転がれるくらいの軽い体重になってみたいものです。最近、梅雨で早朝散歩できないことが多くてせっかく減った体重が上昇気味。気を引き締め直さなきゃ、せっかく仕立てたスーツを格好良く着れなくなったら大変。

2007年7月5日木曜日

Concert Information(情報修正)

演奏会のご案内です。もしやご興味を持たれたかたはご一報ください。
①7/15(日) 市原フィルハーモニー管弦楽団演奏会
  イタリア奇想曲・ダッタン人の踊り・英雄
  市原市市民会館大ホール(JR内房線・五井駅下車バスで10分・・・遠いです)
  ☆台風4号が本番の頃に最接近しそうです。どうなっても演奏会は中止しないということを決めています。停電になれば即、内輪の宴会になりそう。私の35年に及ぶ演奏会出演経験の中でこんなの初めてです。

②7/26(木) レストランライブ飛び入り出演
  Oboeメインにsax,faggot,clarinetなどもこなすstreet musicianことMINAMIさんのpfとのduoライブの休憩時間を使わせてもらって演奏します。・・・☆と書きましたが、休憩時間はお客様にゆっくり飲食歓談していただく時間にするために演奏はなしです。その場の雰囲気によりますが、Obライブが終わった後に"おまけ"(=押し売り)演奏させていただくかも。
場所はJR三鷹駅から徒歩数分の距離にあるレストラン・ジェーナス。34年も続いているイタリアンレストランで床はしっかりワックスが染み込んでいてチェロを弾くには最高のスペースです。(要予約)
  
③8/26(日) 14時 中国人歌手とCellissimoBravissimo!のジョイントコンサート
白井市文化会館大ホール
  北総線白井駅下車徒歩10分 (千葉ニュータウンに近い=都内から遠いです)

2007年7月2日月曜日

ときはうつろいはかなきかな

今年もすでに後半に入りました。今年前半は私にとっては新しい人生のステージへの助走期間でした。いまいろんな意味で新しいステージに立つことができた歓びをかみしめつつ感謝の念で一杯です。なんと言っても30年間傍らにいるwifeは一番心の支えになってくれたし、仕事や趣味においても素晴らしい人達に囲まれて幸せを感じています。私は未年・天秤座・A型・「たぬき」で寂しがりやと分類されてますが、幸せの中にあっても哀しさ・はかなさをよく感じます。
最近の気になる事柄をいくつか挙げてみます。
・宮澤喜一元首相死去。また一人日本国を語れる知性派がいなくなった。
(と7/3に書きましたが 立花隆氏の論評 を読んで見方が変わりました。)
・時の人と思われた血統書付きの若きホープ安倍晋三首相の人気急落
  もう梯子を外された?もともと持ち上げられた?参謀は何をしてるんだろうか。
・一方で劇場型パフォーマンスで話題をさらった有言実行型・小泉前首相は今何をしてるのだろう。
・対する小沢民主党党首の評判盛り上がりなし。
・8通もの遺書を残して自ら命を絶った前・松岡農林水産大臣の無念さはいかばかりか。
 その日の内に仮通夜、翌日には地元九州で本葬という手際の良さは何だったのだろう。

たしか立花隆氏がエッセイに書いておられたが単一民族国家である日本国内には基本的に対立軸の構図が存在しなく緊張感を持った二大政党政治は向かない。これは私の見方ですがみんなが同じ方向を向く例として「あるある大辞典」事件があり、癒着が生まれる背景があるのではないだろうか。世界に認められるTechnologyを生み出す技術力はあるがそれを文化にまで昇華させる知性と統合力に欠ける。歴史的に見れば世界に誇れる文化・芸術を生み出してきているので今はただ停滞期なのだろうか。 

・イチロー、松坂は頑張ってるなあ。
・あくまで地味路線のいぶし銀桑田はいいなあ。
・野茂英雄・中田英寿は今どうしていて、何を考えているんだろう。
・アーティストまさやんこと山崎まさよしを応援してる。next actionはいつ?