2007年11月29日木曜日

読書の秋

八重洲ブックセンター正面の二宮金次郎像
もう晩秋ですね。あさってはもう師走。
「秋」って本当に心地よい日はわずかで、あっという間に過ぎ去ってしまいます。
この儚さ(はかなさ)が、またいいのかも。

『・・・わたしは、どこかの森のなかで迷った旅人にならった。旅人は、あちらに行き、こちらに行きして、ぐるぐるさまよい歩いてはならないし、まして一カ所にとどまっていてもいけない。いつも同じ方角に向かってできるだけまっすぐ歩き、たとえ最初おそらくただ偶然にこの方向を選ぼうと決めたとしても、たいした理由もなしにその方向を変えてはならない。というのは、このやり方で、望むところへ正確には行き着かなくとも、とにかく最後にはどこかに行き着くだろうし、そのほうが森の中にいるよりはたぶんましだろうからだ。』(René Descartes
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『仕事の圧迫は心にとってきわめてありがたいものだ。その重荷から解放されると、心は一段と自由に遊び、生活を楽しむ。仕事をせずにのんびりしている人間ほどみじめなものはない。そんな人はどんなに美しい天分もいとわしく感じる。』(Johann Wolfgang von Geothe

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2007年11月25日日曜日

Cellissimo Bravissimo!Concert at いんば学舎








障害者就労施設である「いんば学舎・草深(そうふけ)」の『収穫祭2007』にチェロ9重奏でイベント出演してきました。
Cellissimo Bravissimo! HP

例年は300名ほどの来場者なのが、今年は予想外の500名が集まったとか。
イベント日和の秋晴れに誘われたのでしょうが、我々の出演も評判が上々だったとか。
障害者の方々もかぶりつきでノリノリで聴いていただけて、演奏することの幸せを感じるひとときでした。

2007年11月23日金曜日

全身お披露目


初めて全身スタイルをお披露目します。
庭では尻尾がピンとしてますが、お外に出るなりへにゃっとなってしまいます。
この内弁慶さは飼い主に似たのでしょうか?

朝の散歩ドライブ


(対岸はTOKYOの街並み。)


(姉ヶ崎神社内にある浅間神社。富士山を模して造られています。)
寒いですねえ。
自宅から車で15分ほどで東京湾を望む内房海岸に着きます。
潮風が顔にあたって痛い感じでした。
「勤労感謝の日」の祝日で、近くの神社では国旗が掲揚されていました。
アメリカではThanks Giving Dayで賑やかなようですが、「勤労感謝」って誰に何に感謝するんでしょう?
日本ではHappy Monday法とかで3連休が増えてますが、祝日の意味が薄れてますね。
やはり敗戦によって過去の歴史と分断されてしまっているのでしょうか。

2007年11月21日水曜日

山崎まさよし ; Two of Us, Your Song, Daydream




Bistro YAMAZAKI の10品の洋食メニュー。素材は「英語歌詞」「メロディー」「リズム」「ハーモニー」。 これらをいかに日本人の口にあう「まいう~」なものに仕上げるか、シェフYAMAZAKIチームの腕の見せ所。

Melody, Rhythm & Harmonyについてはまさやんの歌唱力にプラスして工夫に満ちた伴奏アレンジとのコラボでじつに上質な味わいを楽しめます。ただ、さすがのまさやんも English words の処理については関西弁なまりとまではいかないまでも、多少リズム処理という点で満点ではないかな。英語の歌詞はlyricとも言うけれど、この言葉は「叙情的な」という意味もあって深いですね。

それで my favorite な3品はこちら。いずれも美しい内容のラブソングです。


①Just The Two Of Us ~サルサソース仕立て~
              (Grover Washington Jr./Bill Withers MacDonald)
   原曲についての解説は ⇒こちら のサイトがとても愛情たっぷりに詳しく記述されています。

②Your Song  ~素材の美味しさをそのままに~(Elton John)
   ご存じ、エルトン・ジョンの名作。
   ただYouTubeの動画で見ると1970年当時の爽やかさが今は陰を潜めて、メタボおじさんになっちゃってるのが悲しい。 まさやんはエルトンより声が太くてオクターブ低いので、より哀感を含んだオトナな味わい。

③Daydream Believer  ~ウクレレの音色を添えて~(The Monkees)
   この曲は懐かしい。中学生の頃、The Monkeesを聴きまくっていて、壁にでっかいポスターを飾っていたら、お客さんに「お嬢さんがおられるんですか?」って。⇒Davy Jones は足が長くて格好良かったなあ。

2007年11月19日月曜日

山崎まさよし ; 月・玉ねぎ・Baby



山崎まさよしの最新CD 「YAMAZAKI masayoshi ; COVER ALL HO!」 の感想を少しだけ書いてみます。
⇒ カバーとは(cover version)  
他人のために書かれた曲を、アレンジして自分のものにして歌うこと。

ここでArtist(singer & song writer)まさやんが、原曲をいったん自分の懐に取り込んで、板前山崎の腕で調理して新たなオリジナル創作料理のようなテイストで提供しています。
邦楽10曲CDを「HO!」、洋楽10曲CDを「YO!」と区別したネーミング、そして料理人に扮した写真など聴き手(お客さん)を楽しませる術が遊び心があって素晴らしい。(演奏は真っ向真剣勝負!)

「月」 ~和の頂きを目指して~ 作詞作曲:桑田佳祐
 サザンを率いる桑田がシンプルな楽器編成で書いた渋い名曲の一つ。歌詞はいかにも桑田らしい。
 オリジナルの桑田の歌い方が味わいがあるので、まさやんはここでは意識して特別な味付けをすることなく素材の良さをそのまま活かして調理している。 クリアな声色が心に染みる。
 冒頭の尺八と、後半に加わる琴の音色が和の味わいを醸し出している。


「大きな玉ねぎの下で」 ~あの頃の涙を添えて~        武道館の屋根⇒
               作詞:サンプラザ中野
                                               
 伴奏に使われているのはジンジャミエールスタジオのアップライトピアノだろうか。ちょっと調律が不完全で微妙な響きの濁り具合が、携帯電話という超便利なコミュニケーション手段がない頃のペンフレンドとの遠距離恋愛のつれなさを醸し出している。
まさやんの歌い方は「one more time, one more chance」に通じる熱唱。もう少しさらっと歌ってもいいような歌詞だと思うが、この熱唱がかえってじわっと心の中に涙がこみあげてくるから不思議。これぞ、まさやんワールドだと思わせる。後半から伴奏に加わるカルテットが刻む旋律は私には「八月のクリスマス」の世界を思い起こさせます。
 宿命(しゅく~めい)  切なく ・・・ 言葉を大切にして繊細なテクニックを駆使しているのが味わい深さを生み出している。フレーズの最後を装飾音的に処理しているところの味わいテクが隠し味になっている。

「いかれたBaby」 ~音楽の恵みをこの曲に~ Fishmans
 初めて聴く掘り出し物の一曲。冒頭の左右2台のギターの音色が美しい。
 まさやん独特の節回しがよく効いている。

繰り返し聴くたびに新たなニュアンスを発見できる奥深さのある「和」の世界が広がっている。いいヘッドホンでじっくり聴くのがお薦め。

選択の楽しみ&悩ましさ

そろそろ来年のスケジュール手帳選びが楽しい季節になってきました。
以前、「文房具同好会」なるアングラ倶楽部の入会条件として自慢のシステム手帳を使っていたことを書きましたが、スケジュール手帳の条件は
○コンパクトさ ○時系列の閲覧性
が決め手であるとの結論に達し、今年は次の ⇒Time Saver というものを使いました。

今年は「白」だったので、来年2008年度は「グレー」を使ってみようと思います。2009年は「ブルー」を。

あと2000年から毎年使っているのが新潮文庫から出ている日記帳である「マイブック」。
なんてことはない各ページに年月日と曜日が書いてあるだけ。この「真っ白さ」がいいです。
使い方としては文章を書くことはなくて、ちょっとしたメモとか新聞切り抜きやチケットなどを貼り付けてます。


右側の写真はスケジュール管理に使っているモバイルデジタルツール。携帯電話はいつでも操作できてアラーム機能があるのでちょっとした秘書を連れているようなもの。となりのSHARP ZAURUS はもう古いモデル(SL-C860)です。パソコンのOutlookカレンダーとのデータ連携機能があるのですが、最近パソコンでのスケジューラーはGoogle Calendarを使っているためスケジュール管理には使っていません。ToDoリストは分類表示などの機能が使えるのでいまも使っています。

おまけ情報 ⇒ 厳選ステーショナリー

2007年11月17日土曜日

秋-恵み-儚き彩り-哀感



久しぶりに早朝ウォーキングをしました。
anti-aging, metabolic対策のためにもwalkingくらいできないと始まらないのですが、寒くなってくるとついついさぼり癖が・・・・

日本の四季はいいですねえ。毎年、四季の変化を感じながら生活していると、生命のサイクルを経験するようなものでまさに「年輪を重ねる」という感覚がピッタリきます。

秋深まったこの時期に毎年聴きたくなる曲が Brahms Clarinet Quintetです。
ステージ演奏風景
宮沢りえの映像とともに

2007年11月16日金曜日

Around the Tokyo Station









最近の東京駅周辺、有楽町駅前、銀座エリアの開発ラッシュにはとてもついて行けません。
バブル時代の再来かと思わせますが、1980年代のバブルと根本的に異なるのは我々庶民感覚がまったく浮かれていないことでしょうか。
それと国際化というか、外資系の進出の目覚ましさ。
銀座に旗艦店を出している(近々出す)高級ブランド
・ティファニー ・ダンヒル ・ブルガリ ・シャネル ・カルティエ ・グッチ ・ディオール ・アルマーニ ・セリーヌ ・エルメス ・ドルチェ&ガッバーナ ・フェラガモ ・スワロフスキー
外人旅行客の姿もかなり多く見かけるようになりました。
でも、まだまだ外人観光客に開かれた国際都市にはなっていない気がします。

2007年11月13日火曜日

眠たいよう~

『おい、朝だぞ。もう起きよう!』
『ええ~、まだ眠たいよう。もうちょっといいじゃん。』
『じゃあ、勝手に独りで寝てろ。』

飼い始めた当初はブリーダーさんの躾け法アドバイスどおり、一階のリビングに犬かごを用意して、ときどき放してやるようにしていたのですが、ペットとして家族の一員に迎え入れた以上は自由にしてやりたいとすぐに放し飼いに。それでも夜寝るときはリビングに置いた ベッドで寝させていたのですが、か細い声で遠吠えするし、あるときは階段を必死に上って二階まで登ってきました。

「これじゃあまりにかわいそう」
という家族の意見に、いつの間にか布団で一緒に寝ることに。室内犬(座敷犬と呼ぶ人も)とはいえ、お外の散歩もするのでそんな土足状態のヤツと一緒に寝るなんて信じられなかったのですが今ではボクと妻の間でスヤスヤです。寝息やいびきを聞いているととても犬とは思えません。当人もきっと犬とは思ってないような。

上の写真が半目状態なのは、もう目が開いていたのですが撮影用に頼んで目を閉じてもらってるからです。最近はカメラ慣れしてきたようです。

2007年11月12日月曜日

山崎まさよし YAMAZAKI masayoshi ; COVER ALL HO!



山崎まさよし新譜CDのジャケットカバー内面を見開き状態にしたものです。
左胸の "ぎんざ山崎" が妙に似合ってて表情が決まってる。
創作活動に疲れたら、いつでも転職できますね。

2007年11月11日日曜日

山崎まさよし YAMAZAKI masayoshi ; COVER ALL YO!



山崎まさよしの新譜、洋楽もの(YO!)、邦楽もの(HO!)カバーアルバムのうちの一つ。
とりあえずCDジャケット内面見開き写真です。
感想はのちほどアップします。

⇒メレンゲの気持ち1998(H10).10.31放送
この番組で見た「セロリ」の弾き語りでギターテクとその音楽世界に圧倒され、手慣れた包丁さばきにセンスの良さを感じました。まさやんのフィンガーテクがちょっと映ってます。

2007年11月5日月曜日

Bamboo

観賞用の小さい竹を見つけて買ってきたもの。順調に葉が大きくなってきています。
いったいこの先どうなるのか、ちょっと想像がつきません。
このままではそのうちバランスを崩して倒れることは明らかですが。

祈願




気持ちがいい天気なので、我が家から5kmほどの距離にある神社までwalkingしました。

遊ばないでよ!

『ご主人さまにときどきこんな事やらされて、遊ばれてます。
もう、しょうがないなあ!』

Listening Kit

我が家の LivingにあるAudio Speakerは10/26投稿でご紹介しましたが、共用スペースのためにせっかくのお気に入りスピーカーでじっくり音楽を聴く時間がほとんど取れません。
そ れで最近、寝室に置いている小型audio kitのレイアウトや接続コードを変えたりしているうちにそれなりにqualityの感じられる音がするようになってきました。なんでも機器は愛着を持っ て接してあげればそれなりに実力を蓄えているんだなと再認識しました。スピーカーの下に爪楊枝を置いてわずかながら机面とのスペースを作っただけでも音に 締まりが出てきました。今度はちゃんとspeaker用スペーサーを置いてみることにします。
6畳和室に独りきりでClassic, Jazz, Tango, まさやんなどじっくり鑑賞するのはなかなかいいものです。

細かいニュアンスまで聴きたい場合はSTAX製の真空管アンプ式イヤースピーカーを愛用しています。
もう2世代は古いモデルですが健在です。

ただいま充電中

このところ人生の充電中につき、Output(投稿)できないでいます。

このblogは2007.4.6 にオープンし、7ヶ月が経ちました。最初の投稿文は

>「ハーモニーは結果ではなく、重要なのはそれに至るプロセスである。

>それは美的な鋳型に自分を嵌めこむことではない。

>他との関わりの中で自分を確かめる歓び、それが結果として美しい響きとなって聴こえてくるのが理想である。」(武満徹:「調和の幻想」からの一節)

>これからの人生の中で出会うであろういろんなハーモニーを楽しみにしています。

ということで、「ハーモニー」がキーワードのblogのつもりなのですが、これまでに投稿したものを読み返すと単なる日常の日記が大半です。まあ肩肘張っていても仕方ないので、これはこれでいいでのでしょうか。Harmonyといっても何も音楽のことだけが関心領域ではありません。

Harmonization : 「個」の特徴を活かし、「個」と「個」がお互いを尊重しつつ共生・調和していく。音楽の演奏ではすぐに結果がわかるわけですが、Global企業活動の中での日本の役割、アジア地域発展と日本の主体性など、いろんな場面におけるharmonizationに関心を持っています。

Collaboration : よほどの芸術家でない限り「個」だけで大きなことを成し遂げられません。いかに「個」として輝きながらもteam work を発揮していくか、communication skillに関心があります。

Innovation : 人に感動を与えるもの。Marketingではユーザーアンケートをとってmapping, categolizeしてということが一般的ですが、顧客の予想を超えた驚きを提案し続けられる組織体を生み出すにはいかにすればいいか。

こんなことが頭の中で泳いでいます。